みなさん、こんにちは。社畜のとんかばです。
本日はプラチナNISAの必要性について紹介します。
記事紹介

上記の記事では高齢者向けに新たなNISAとして資産運用立国議員連盟が提言している「プラチナNISA」と投資信託の取り崩し方法について紹介されています。
プラチナNISAは必要ない
高齢者向けNISA(プラチナNISA)の必要性について、個人的な意見は「プラチナNISAは必要ない」です。
理由は以下の二つです。
- 高齢者は中長期の投資期間を確保できない(投資対象が元本割れしたら回復が間に合わない可能性がある)
- 投資対象の拡大によりゴミ投資信託の温床になる可能性が高い(高コストやタコ足配当の毎月分配型投信)
資産形成の基本は「中長期の投資期間を確保して継続すること」「低コストで優良な投資信託を保有すること」です。これはNISAを利用する際の注意点と同じです。高齢者に対して投資をすすめない理由でもあります。
もし日本国民の資産形成の環境整備をするなら、プラチナNISAのような新しい制度を作るのではなく、既存のNISAの改良・拡充をした方が良い思います。例えば年間・生涯投資上限額の引き上げ、つみたて投資枠の投資可能金額の引き上げなどです。
例えばNISAの最も有効な活用方法は、中長期的に低コストで優良な投資信託に投資・保有を継続して効率的に資産を増やした後で、投資信託を取り崩しながら資産収入を得ることです。非課税の恩恵を最大化できるだけでなく、資金効率を最大化して資産を増やすことができます。
記事で紹介されている投資信託の出口戦略の取り崩し方法は以下の3つです。
- 定額取り崩し(安定的な収入を得られる、ただし金融資産が枯渇するリスクや資産の寿命が短くなるリスクあり)
- 定率取り崩し(金融資産をできるだけ長持ちさせる、ただし資産収入が変動する可能性が高い)
- 期間指定取り崩し
投資信託の出口戦略である取り崩し方法は「安定的な収入を得たい場合は定額取り崩し」「金融資産をできるだけ長持ちさせたい場合は定率取り崩し」を選択すると良いと考えています。
ちなみに僕の場合は定額取り崩しを活用する予定です。毎月の収入と支出を固定するために、安定的な資産収入が欲しいからです。資産が枯渇する場合に備えて、銀行預金や個人向け国債などの無リスク資産を多めに用意したり、公的年金の繰下げ受給により年金収入を増やすことで対応します。
高齢者の場合はリスク許容度が低いため、銀行預金や個人向け国債などの無リスク資産を確保したり、公的年金の繰下げ受給により確実に公的年金を増やす方が無難だからです。ほとんどの高齢者にとってプラチナNISAは不要です。むしろリスクの高さを考慮すると利用しない方が良いと言えるでしょう。
まとめ
本日はプラチナNISAの必要性について紹介しました。
僕はプラチナNISAは必要ないと考えています。
資産形成や既存のNISAの利用する際にも、中長期の投資期間を確保して継続することと低コストで優良な投資信託を保有することを意識しましょう。
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