iDeCoは65歳以降の受給が良い理由とは

iDeCo

みなさん、こんにちは。社畜のとんかばです。本日はiDeCo65歳以降の受給が良い理由について紹介します。

iDeCoは65歳以降の受給が良い理由

「60歳でiDeCo受取」は損!?iDeCoの専門家が「65歳以降の受取」を勧めるワケ | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
一般的に、「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)は60歳まで受け取れません」と強調して説明されます。これは解約の制限があるデメリットを理解してもらうためです。 そして、この説明が「iDeCoは60歳になったら受け取るもの」という理解…

まず、iDeCoの制度概要として以下の2つが挙げられます。

  • iDeCoの拠出は70歳未満まで可能になる(2026.12改正以降に可能 現行は65歳未満まで)
  • 受給開始は60〜75歳の期間で自由に選べる

例えば、iDeCoを一番早く受け取ることが可能である60歳を基準に退職金やiDeCo受給を考えた場合、そのメリットを考慮すると以下の点が挙げられます。

<iDeCoを60歳以降も拠出するメリット>

  • 60歳以降、iDeCoに拠出を続けることで受給までに退職所得控除の年数を上積みすることができる
  • 60歳で退職金を受給した場合、60〜65歳までの5年間は退職所得控除枠を増やすことができる(勤続期間分の重複は除外、控除枠は使用して消える)
  • iDeCoに20年以上加入している人は年70万円ずつ控除枠が増えていく
  • iDeCoに60歳以降、継続加入と拠出を継続している場合は「年70万円の退職所得控除の上積み」となって非課税枠を増やしてくれる(控除の超過分も課税は1/2で済むためお得)

つまり、「先に退職金を受給して」「iDeCoはできるだけ長く拠出・運用する」「iDeCoの受給開始はできるだけ遅く長引かせる」ことが税金の面で最適解だと言えます。もっと言えば、60歳以降は退職所得控除枠を増やすために最低金額の5000円で拠出を続けることも非常に合理的です。

逆にiDeCoを60歳で先に受給してしまった場合、退職金と同時に退職所得控除を利用するため控除枠を越えて課税所得が増えてしまったり、本来iDeCoの拠出や運用を続けることで利用できる退職所得控除が利用できなくなってしまいます。

そうであれば、先に退職金を受給してしまって、iDeCoと公的年金を受給する年齢までは退職金や再雇用等による収入で生活費を賄い、できるだけiDeCoと公的年金の受給を遅らせるという選択肢が良いでしょう。

ただし、iDeCoで年金受け取り(分割)を選ぶと、公的年金を合わせて課税所得が増えるため、社会保険料や税金が増えてしまう恐れがあります。そのため、長生きすることを前提とするなら、iDeCoを75歳で一括受給、公的年金は75歳まで繰下げ受給することが税金面では最もお得かもしれません。

もちろん、「できるだけ受給を遅らせなければならない」というわけではありません。退職金の金額、再雇用の収入、就労環境や待遇、健康状態や生活状況などを考慮して最適な受給時期を選ぶべきです。65歳や70歳で受給することが最適である人も多いと思います。

ちなみに僕の場合、iDeCoは一括受給で75歳、公的年金も繰下げして75歳から受け取る予定です。一括受給する際の資産額によっては75歳以降も分割受給を併用する可能性を考えていますが、よほど金額が大きくない限り、その可能性は低いでしょう。

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