効率的な資産形成のために意識していること

資産形成

みなさん、こんにちは。社畜のとんかばです。本日は僕が効率的な資産形成のために意識していることを紹介します。少しでも無駄を省いて、出来るだけ効率良く、みなさんが資産形成を進めることができる一助になれば嬉しいです。

入金力

まず初めは「入金力」です。言わば「種銭」ですね。

当たり前ですが、投資をするための資金がなれけば投資をすることは出来ません。

特に投資の世界では長期的なリターンを1%でも上げるのは大変です。そのため、入金力の差が最終的な資産の金額を大きく左右します

例えば、年利4%で月1万円の積み立て投資をすると20年後には約360万円になります。

同じ年利4%でも月5万円の積み立て投資ができれば20年後には約1800万円になります。

逆に、月1万円の積み立て投資で20年後に1800万円を作るためには、年利16.3%で運用しなければいけません。

年利16.3%で運用できる投資商品はほぼありませんので、限りなく不可能に近いですね。(一部の天才と強運の方々を除く)

このように、資産形成の上で、入金力は無くてはならない重要な要素ですね。

大雑把ですが「入金力=稼いだお金ー費やすお金」で表せます。

言い換えると「入金力=収入ー生活費」になりますね。

そのため、入金力を上げるためには「①本業や副業で稼ぐお金を増やすこと(収入を増やす)②費やすを減らすこと(生活費を減らす)」の2つが重要になります。

本業・副業(収入)

稼ぐお金を増やす(収入を増やす)ためにはまず本業と副業に勤しむことが必要です。しかし、ただ仕事を頑張れば良いというわけではありません。

本業でキャリアアップや転職により昇給すること、副業にチャレンジして副業収入を得ることが重要ですね。

本業で昇給するためには、積極的に昇給してくれる企業に勤務することが必要です。現在の勤務先が昇給をあまりしない、もしくは給料が低い企業の場合は、自ら給料が恵まれている場所に移るほうが早くて確実です。

副業はできるだけ多くの人がチャレンジしてみることをおすすめします。稼げるかどうかはやってみないと分かりませんが、みな等しく平等にチャンスがあるからです。また、たとえ副業でお金を稼ぐことができなくても、得られるものは多々あります。

時間的・精神的・肉体的にキツかった場合、お金を稼ぐことができなかった場合、時間と労力に対して収入が釣り合わない場合などはやめてしまっても全く問題ありません。資産形成において、副業は絶対にやらなければいけないことではないからです。あくまでも投資のスピードと金額を上げるものに過ぎないからです。

また、公務員のように副業禁止のケースもあるため注意が必要ですね。副業に対して消極的な企業もあるかと思います。個人情報や企業内部の情報の取り扱いにも注意が必要ですね。法律や就業規則しっかり調べて、情報の取り扱いに注意を払いましょう。

もちろん、会社員一本で長く働き続けることも立派な戦略です。無駄な時間やリスクをとらず、安定した給料を貰い続けながら資産形成をするほうが効率が良いケースも多々あります。

例えば、勤務先が積極的に昇給する、企業が社員の待遇をしっかりと守り職務を支える、仕事にやりがいや生きがいを強く持てるケースなどです。また、家族との時間を大切にしたい、親の介護をしたい、子育てに労力を割きたい、趣味に熱中したいなど、私生活に時間と労力を注ぎたいケースも同様です。

いずれにしても、上記のような場合は副業は不要でしょう。副業を頑張るあまり、本業が疎かになってしまったり、生活が辛く苦しいものになってしまうと、本末転倒だからです。

一方、残業はダメではないですが効率は悪いですね。自分の精神・身体と自由な時間を削ることになるからです。言わば「自分の切り売り」ですね。あくまでもおまけに過ぎません。

ポイ活もおまけですね。生業として収入に換算することはおすすめしません。金額も小さいですし、効率も悪いからです。また、ポイ活は決して「事業」になることは無いからです。これは良くも悪くもですね。

しかし、クレジットカードのポイントなどは塵も積もれば山となりますから、決して意味がないわけではありません。実際、僕も楽天ポイントをはじめとして、お得に貰えるポイントはできるだけ多く獲得するようにしています。そのおかげで、ネットの通信費用はポイント使用ですべて賄えているほどです。

節約(家計管理)

費やすお金を減らす(生活費を減らす)ためには節約が必要です。

節約するためには「自分がいくら稼いでいるのか、何にいくらお金を費やしているのか把握すること」が最も重要です。

いわゆる「家計の把握」ですね。

家計を把握するためには、まずは生活費を目的別に分けることが必要です。基礎生活費や変動費、趣味や娯楽のためのゆとりの生活費などですね。

また、家賃、食費、光熱費など項目別に細かく分けて内容や金額を明らかにすると分かりやすいですね。

これは入金力を上げるだけではなく、自分の価値観の優先順位づけ、適度なお金の使い方、居心地の良い理想の生活、経済的自立を達成するための最低限の生活費の把握、意味のない無駄遣いを減らすなど、たくさんのメリットがあります。

「自分がどれくらいお金を稼ぎ、そのうち何にいくらぐらいお金を費やしているのか」

これを把握して管理することが「家計管理」となります。

この「家計管理」こそが資産形成上の一番の肝であり、肝心要の部分ですね。

「家計管理なくして資産形成なし」と言っても過言ではありません。

「調べてみたら知らないうちによくわからないことにお金を使っていた」ということも多々あるからです。お金には限りがあるため、自分にとって少しでも有意義な使い方をする必要がありますね。

特に借金やローンをお持ちの人、なかなかお金が貯まらない人、貯まってもすぐ無くなってしまう人はこの家計管理をもう一度見直しすることをおすすめします。生活費の各項目と金額、保有している借金とお金(金融資産や現物資産)をすべて書き出してみると分かりやすいですね。

僕も最初は紙に書き出して管理していました。現在はエクセルで手作りの家計管理表を作成して管理しています。項目ごとに自動で金額や割合を算出してくれるので、作って慣れてしまえば非常に楽ですね。

コスト

入金力を上げるために、本業と副業でお金を稼ぎ、家計管理で節約して生活費を抑えたら、いよいよ投資をします。

この際、最も確実にリターンに直接影響するのが「コスト」です。

基本的には「1%コストを下げる=1%リターンを上げる」と同じ効果を持ちますね。

投資の場合、コストには大きく分けて2種類あります。

1つ目は為替手数料や売買手数料などの「取引コスト」、2つ目は経費率や信託報酬などの「運用コスト」です。

投資は基本的に不確実性が高く、リターンもリスクもどうなるかは誰にも分かりません。

しかし、「コスト」は確実に抑えることが可能です。

リターンにつながる以上、確実にできるだけ多く抑えた方がお得ですね。資産形成の効率性・再現性を上げる要素になります。

この点は投資をする人々、特にインデックス投資家は重要視している人が多いと感じます。

税金

最後に「税金」です。

主にiDeCoや新NISAなどの非課税制度や控除の利用が挙げられます。

具体的に言うと、控除の場合はiDeCo拠出時の所得控除や受給時の退職所得控除、寄付金控除・医療費控除・住宅ローン控除による減税などがありますね。国内株式であれば配当控除も活用できるかもしれません。投資商品では投資信託における分配金抑制による課税の繰り延べも含まれます。

入口では入金力途中ではリターンや資産額出口では資産収入に関係します。

税金は基本的に国が定める項目と税率になりますが、可能な限り税負担は抑えるのが鉄則ですね(もちろん合法の範囲内です)。

まず入口において、所得税の還付や住民税を減らすような控除は、入金力に直接影響を及ぼします。投資にまわす種銭を少しでも多く確保するためには非常に重要ですね。

途中においては、リターンや資産額の変動に影響します。配当や分配金を得るたびに税金が徴収されてしまうと、リターンは抑えられてしまいますし、再投資による資産の拡大もスピードが遅くなってしまいますね。

最後に出口において、最終的に稼いだお金や金融資産が多いほど、税金の影響も同様に大きくなります。リターンや資産額が多いほど税金として徴収される金額も増える傾向にあるからですね。

副業の場合は経費や減価償却費の活用も重要になります。この場合、社会保険料にも大きな影響を及ぼしますね。より重要度が増すことになります。

きっとこの税金との戦いに終わりは無いでしょう。ただし、税金に関して無頓着で努力を怠り一切勉強しないと、知らないうちに得を失ったり損をしてしまいます。

油断せずしっかり勉強して、お得になるものはしっかり利用しましょう。

まとめ

本日は僕が効率的な資産形成のために意識していることを紹介しました。投資におけるリターンやリスクと違い、上記は自分でコントロールしたり選択が可能なものが多く含まれています。自分ができることに最大限の労力と時間を注ぎ、資産形成をよりスムーズに進めたいですね。

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