インデックス投資のメリット

インデックス投資

みなさん、こんにちは。社畜のとんかばです。本日はインデックス投資のメリットについて紹介します。前回のインデックス投資についての簡単な解説とともに、みなさんのインデックス投資に対する興味と理解が少しでも増えてくれると嬉しいです。

低コスト

ETFか投資信託どちらを選択するかで各種手数料の有無と金額は変わりますが、基本的に優良なインデックスファンドの場合、運用に必要な費用は低コストに抑えることができます。

運用に必要な年間の保有コストとして、海外ETFの場合は経費率、国内投資信託の場合は信託報酬と言うことが多いです。

例えばバンガード社のVTの経費率は0.07%三菱UFJ国際投信のEmaxis slim全世界株式オールカントリーの信託報酬は約0.05%であり、非常に低いコストで運用できることが分かります。

アクティブファンド(プロが独自に運用して平均以上のリターンを目指すファンド)の場合、経費率や信託報酬などのコストは1%を越えるものも多いため、いかに上記のインデックスファンドが低コストであるかが分かると思います。

コストが高ければ高いほどリターンを下げてしまうので、コストを確実にできるだけ低く抑えることが長期の資産形成では非常に重要です。

ちなみに海外ETFの場合は購入する際に為替手数料や売買手数料による取引コストがかかりますが、国内投資信託の場合は優良なインデックスファンドであればノーロード(手数料無し)で購入が可能です。

「年間コストが1%下がる=年間リターンが1%上がる」効果があります

市場全体に広く分散できる

選択する投資商品の指数にもよりますが、一般的には市場全体に広く分散することができます。

例えばEmaxis slim全世界株式オールカントリーの連動指数であるACMI(MSCI社)の場合は世界の大・中型企業を合わせて約3000銘柄、VTの連動指数であるFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(FTSE社)に至ってはさらに小型の企業を合わせて約9000銘柄以上に分散することができます。他にもSP500やMSCIコクサイなど、投資商品の対象となる指数を選ぶことで分散する国や企業の範囲を自分で選ぶことができますね。

なぜ広く分散することが大切なんでしょうか?その理由は1つの企業の寿命は短く、特定の企業の株価が上がり続ける保証は無いからですね。インデックス投資では多くの企業に広く分散することで、市場全体の上昇の恩恵を受けることができ、かつ特定の企業の衰退によるダメージを抑えることができます。

同様に特定の国の市場が上がり続ける保証もありませんが、米国のSP500のような素晴らしい株価指数も存在しますので、インデックス投資家どうしでも意見や判断が別れるところですね。後述しますが、実際、米国株式は全世界株式よりも長期で高いリターンを獲得し続けた実績があります。

僕は全世界株式と米国株式の両方を保有しています

長期的にリターンを獲得できる

また、インデックス投資は市場全体に広く分散することで、市場が上がり続ける限りその恩恵を受けることができ、長期的にリターンを獲得することができます。

例えば1900-2017年までの118年間において、全世界株式の年間の実質リターンは約5.2%米国株式の年間の実質リターンは約6.5%を獲得することができました(引用:Credit Suisse Global Investment Returns Yearbook 2018)。これは長期的なリターンとしては驚異的な数値だと思います。

例えば100万円を年間リターン5.2%で複利運用できた場合は50年後に約1200万円(元本のおよそ12倍!)年間リターン6.5%で複利運用できた場合は50年後に約2300万円(元本のおよそ23倍!)に到達する計算となります。

実際はこの数値に2%前後のインフレが上乗せされたり、切り取る期間によってリターンは大きく変動すると思われます。しかし、インデックス投資が長期的なリターンを獲得することができるというメリットの大きさを認識するには十分ではないでしょうか。

長期でリターンを獲得し続けることの重要性が認識できますね

手間がかからず簡単

インデックス投資ではネット証券の場合、ホームページ上で購入や積立設定が可能です。そのため、投資資金や入金力さえあれば、その場でインデックスファンドを購入したり、自動的にインデックスファンドを積立することができます。

証券口座や連携する銀行口座から自動的に資金を移動することも可能なので、購入のたびに煩わしい資金の移動や手続きは不要です。

インデックス投資の特徴上、一つの投資商品で数多くの企業に分散投資することが可能です。そのため、各企業の銘柄ごとに売買注文をしたり、保有している銘柄を細かく管理する必要がありません。

インデックス投資の場合、一般的に「時価総額加重平均」という方法で指数の構成銘柄の割合をファンドで調節してくれます。そのため、投資家が時間をかけて投資の手続きや管理をする必要がありません。

まさに投資資金か入金力さえあれば、誰でもインデックス投資で資産形成が可能ですね。

この手間がかからず簡単で、タイムパフォーマンスに優れる点がインデックス投資の最大の長所の一つです。時間に余裕がなく忙しい人や投資にかける時間が煩わしく面倒くさい人でも全く問題ありません。もちろんプライベートや仕事の時間を優先したい人にも最適です。

インデックス投資は投資初心者でも誰でも簡単に可能です

投資の特別な能力や労力は不要

インデックス投資の場合は、基本的に積立より一括の方がリターンが良いとされるため、タイミングを図る必要がありません。そのため、まとまった資金がある人は一括で購入して長期で運用を続ければOKです。

もちろん、毎月コツコツ地道に積立しても全く問題ありません。毎月のように定期的に一定金額で積立することを「ドルコスト平均法」と言います。インデックス投資における最も一般的な資金の投入方法の一つです。かくいう僕も、毎月の給料から毎月積立をしています。

また、インデックス投資の場合、投資にかける労力とパフォーマンスは関係がありません企業の銘柄分析や決算のチェック、タイミングを図った売買などは一切必要ありません。むしろ不必要な売買は余計な取引コストや税金を費やすこととなり、リターンの低下につながります。

何もしなくていいんです。むしろ何もしない方がいいんです。

景気の動向や経済・金融政策の変化に応じて投資戦略を変更する必要もありません。

まさに「ほったらかし」です。一度買ったら「ほったらかす」だけで、あとは時間と共に勝手に資産が増加します。「時間を見方につける投資」とも言えますね。普段の生活では、自分の時間や労力を家族や友人との交流、趣味、仕事、介護、子育てなどに自由に使いながら資産形成が可能です。

また、売却の際は手動で売却もしくは売却設定サービスを利用して自動的に資産収入を得ることもできます。もちろん売却は定額・定率・必要に応じて金額を決めるなど自分で決めて構いません。必要なときに必要な分だけ売却してお金を使用しても良いんです。

まさに「インデックス投資はほったらかし」ですね

まとめ

本日はインデックス投資のメリットについて紹介しました。インデックス投資は市場に連動するため運に大きく左右されますが、長期的には安定したリターンを獲得できるため資産を効率的に増やすことができます。また、資金・入金力さえあれば誰でも手軽かつ簡単に資産形成が可能です。特別な努力や才能も必要ありません。まさに資産形成における投資の最適解の一つですね。

一人でも多くインデックス投資で資産形成をする仲間が増えてくれると嬉しいです

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