みなさん、こんにちは。社畜のとんかばです。本日はインデックス投資について簡単に解説します。インデックス投資とはどんな投資手法なのか、インデックスとは何なのか、どのような資産・投資商品・運用会社などがあるのかについて紹介します。インデックス投資に少しでも興味を持ったり理解を深めてもらえると嬉しいです。
インデックス投資とは何か?
そもそも「インデックス」とは「指数」を意味します。
指数とは「たくさんの企業の株価や債券の価格をまとめて数字にしたもの」であり、「ある特定の市場の値動き」を示します。そのため、「インデックス投資」とは「ある特定の市場の値動きに連動することを目的とした投資手法」と解釈することができます。
また、インデックス投資で投資対象となる「インデックスファンド」の「ファンド」とは「投資信託」のことです。ファンド(投資信託)とは「投資家から集めたお金を専門家が代わりに運用する商品」のことです。
インデックスファンドには主に「ETF(Exchange Traded Fands)」と「投資信託」があります。「ETF」とは「上場投資信託」であり、大きな違いは「上場しているか否か」です。
日本人の一般投資家の場合、ETFは海外、投資信託の場合は国内の投資商品をそれぞれ好んで投資することが多いと思われます。iDeCoや新NISAで投資する商品は主に国内の投資信託が対象となります。
「インデックス投資=指数に連動する投資」ですね
代表的な指数(インデックス)
指数(インデックス)には株式・債券・REITなど様々な資産別に設定されています。
資産別では、日本人に馴染みのある代表的な指数として
株式:SP500(米国株式)、ACMI(全世界株式)、日経平均株価、TOPIX
債券:NOMURA-BPI総合(日本債券)、 FTSE世界国債
REIT:東証REIT指数
などが挙げられます。
特に現在インデックス投資で人気が高いのは米国株式と全世界株式ですね。また、MSCIコクサイなど日本を除く先進国株式も人気があります。
その他にも有名な指数として、ナスダック総合指数、ダウ工業株価指数などが広く知られていますね。ニュースで一度は耳にした人もいらっしゃるのではないかと思います。
また、指数を算出する会社として
MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)
FTSE(フッツィー)
が代表として挙げられます。
例えば全世界株式の株価指数の場合、MSCIは主に大・中型の企業、FTSEは大・中型の企業だけでなく小型の企業も含むなどの違いがあります。FTSEが算出する株価指数の方が銘柄数が多くてより市場全体を広くカバーできますが、運用成績としては大きな差はありません。
調べるほど色んな指数が出てくるので迷ってしまいますね
代表的な運用会社と投資商品
インデックスファンドにおける代表的な運用会社と投資商品は以下のようなものがあります
<海外のETF>
- バンガード:VT、VTI、VOO
- ブラックロック:IVV
- ステートストリート:SPY
<国内の投資信託>
- 三菱UFJ国際投信:Emaxis slim米国株式SP500、Emaxis slim全世界株式オールカントリー
→Emaxis slimシリーズ - 楽天投信投資顧問:楽天VT、楽天VTI
→楽天インデックスシリーズ - SBIアセットマネジメント:SBI・V・SP500、SBI・V・全世界株式
→SBI・Vシリーズ
あくまでも個人的な印象ですが、上記の中でも特に日本人の投資家から人気なのは、おそらく「海外ETFはバンガード」「国内投資信託は三菱UFJ国際投信」だと思われます。運用会社や投資商品に対する選好要因として「投資商品のコストの低さ」、「運用会社の過去の実績と現在の運営・運用方針」、「個人投資家の運用会社に対する期待と信頼」などが挙げられます。
インデックス投資では「自分のお金を運用会社に預けて特定の投資商品で運用してもらう」ことになりますので、「自分のお金を預けられる商品と会社に投資をする」ことが重要です。特にインデックス投資による資産形成では老後資産など将来の生活を支える資金となるため、大きな失敗が許されないケースが多いと思われます。必然的に、自分が期待・信頼できる投資商品と運用会社を選択することになりますね。
いずれにしても、上記の運用会社の投資商品はすべて低コストなインデックスファンドであり、同じ指数であれば中身も全く同じなので、リスクもリターンもほぼ同じになります。しかしコストや指数への連動状況によってリターンはごく少しですが変動があるので、運用会社の方針と手腕が試されますね。
僕が最も好きな運用会社はバンガード社ですが
諸事情により三菱UFJ国際投信をメインに選んでいます
まとめ
本日はインデックス投資における基本的な用語や代表的な指数と投資商品について紹介しました。インデックス投資を一口に言っても様々な運用会社や投資商品・投資対象があります。自分の資産形成にとって最も適したインデックス投資ができると良いですね。次回はインデックス投資のメリットについて紹介する予定です。
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