みなさん、こんにちは。社畜のとんかばです。本日は資産1000万円の価値について、僕の経験と意見を紹介します。
お金に関する知識
まず資産1000万円を到達する過程で得られることや必要なことは「お金に関する知識」です。
実際に資産形成で1000万円に到達した人は、一部の高年収の人を除き、多くの人は自分でお金に関することを日々調べながら試行錯誤してきたと思います。
例えば以下のような感じです。
- 投資:iDeCoやNISAなどの非課税制度、インデックス投資、積立投資の方法、ネット証券の利用
- 節約:家賃・光熱費・食費などの固定費の見直し、支出の把握、家計簿の作成
- 税金:ふるさと納税などの控除の利用、各種税率や税金制度の把握
- 社会保障・社会保険:公的年金や健康保険の金額と制度の把握
これらはあくまでもごく一部に過ぎません。
1000万円の資産に至るまでに得られたお金に関する知識は、自分の生活や資産をコントロールする上で非常に重要な要素となります。
家計管理スキル
その中でも特に重要なことが「家計管理スキル」の獲得です。
現時点でまとまった金額のお金を保有している場合を除き、基本的に投資に必要な余剰資金を捻出するためには、家計を「収入>支出」の状況にすることが必要だからです。
家計管理スキルとは、具体的に以下のような内容です。
- 自分がどれくらい稼いでいるのか把握する(収入の把握)
- 自分が何にどれくらいの金額を費やしているのか把握する(支出の把握)
- 収入の範囲内で支出をコントロールする
家計管理スキルは投資するかどうかに関係なく、自分のお金と生活をコントロールする上で必須の能力となります。
この家計管理スキルを持つことができるようになると、今後の労働収入や資産収入に合わせて自分の生活をコントロールすることができるため、生活が経済的に破綻することはありません。
僕の場合は資産1000万円が家計管理スキルを得るために必要な最低限の時間だったと感じます。
欲求と価値観の優先順位づけ
投資資金を捻出するためには、家計管理スキルを身につけ、収入よりも支出を抑えなければいけません。
その過程で必要になる能力の一つが「自分の欲求と価値観に優先順位をつける」ことです。
自分にとって居心地の良い環境、自分に必要な収入と支出の金額、自分の目指すライフスタイルや人生が徐々に明確になります。
ただ漠然と労働と続けて、無駄に時間やお金を費やすことが少なくなります。
より効率的・無駄のない・メリハリのある時間とお金の使い方ができるようになります。
資産の増加に伴って、僕は人生がより有意義で充実しているという実感を少しずつ得られるようになりました。
自律と規則を守る
家計管理と投資を継続するためには、「自分を律すること」「自分で決めた規則やルールを守ること」が必要となります。
その期間は1週間や1ヶ月という短期間ではなく、数年あるいは数十年の中長期的な期間となります。
長い期間、自分の欲求・価値観・気持ちを律することや自分で決めた家計管理・投資を続けるためには相応の努力が必要ですし、大きなストレスがかかることも多くあります。
一方で、これらは時間の経過とともに徐々に習慣化してくるため、少しずつ無意識的に無理なくストレスを感じずに継続できるようになります。
僕の場合、やはり資産1000万円を越えてきたあたりから、期間で言うと投資を始めて2〜3年間経ったあたりから、少しずつ節約と投資に対するストレスが減っていくのを実感しています。
もちろん現在は節約も投資もすべて習慣化しているため、特にストレスは感じていません。
修正能力
お金に対する知識と家計管理スキルを獲得すると、自分の欲求や価値観に優先順位をつける能力や収入に対して支出をコントロールする能力を身に付けることができます。
ここでポイントになるのが、自分の気持ちや自分で決めたルール・規則を自分の意志で「修正する能力」です。
資産形成中には不定期で突然の支出が発生することがあります。
状況の変化により、毎月の収入や支出が変化することもあります。
家庭環境や労働環境により大きなストレスを受けることもあります。
それらのような変化に対して臨機応変に対応しながら、地道に家計管理や投資を継続する必要があります。
僕は資産形成の途中で引っ越しや一人暮らしの準備に伴う突然の出費や、自分の健康と本業の資格に必要な出費が増えることを経験しました。
しかし、毎月・年間の支出を見直し、生活費の項目・内容・金額を修正しながら投資を継続することができました。
今後、収入に大きな増減があっても、支出をうまくコントロールすることができると考えています。
モチベーションと自信
高年収以外の人や家庭持ちの人の場合、投資のための余剰資金を確保することは簡単ではありません。
中途半端な気持ちでは、資産形成で1000万円という金額に到達することはできません。
老後資金を貯める、FIREを目指すなど理由は人によって様々だと思います。
いずれにせよ、ある一定以上のモチベーションを持ち続けなければなりません。
また、1000万円という節目の金額に到達したことで、少なからず自信を持つことができます。
僕の場合、1000万円に到達した際に、老後資金の形成や経済的自由の達成を目指して自分が高いモチベーションを持っていることを自覚しました。
また、自分はここまで努力したんだな、頑張ってきたんだなと密かに自信を持つことができました。
以前から僕は自己肯定感が低くて自信があまり持てない性格のため、資産の金額が増えることは自分の性格にも少なからずプラスの影響を与えていると感じています。
1000万円という金額
1000万円を年利4%で運用することができれば、毎年40万円の資産収入を資産金額を減らすことなく得ることができます。
平均年収の人の場合、およそ年間の賞与と同じくらいの金額です。
また、年利6%で運用することができれば、20年間で3000万円、40年間で1億円に到達する計算となります。
つまり、老後まで20年以上の期間を有している状況では、1000万円に到達した時点で老後資金の心配はほぼ不要となります。
また、20代・30代の場合、将来的なFIREの可能性が出始めます。
実際、僕が老後資金への安心感を抱き始め、かつサイドFIREを強く意識し始めたきっかけの一つが、資産1000万円の到達でした。
1000万円はそれほどに大きな価値がある金額です。
過程と結果の両方が大事
1000万円の資産に到達する過程で得られた知識や能力、1000万円の金額という結果、この両方に価値があります。
また、多くの人はこれらの過程がすでに習慣化していますし、マネーリテラシーは高い状態に達していると思います。
この過程と結果を続けることで今後も雪だるま式に資産の増加は加速していきますし、生活が経済的に破綻したり困窮する可能性は限りなく低いでしょう。
また、万が一資産がすべて失われるような状況に陥っても、資産形成の方法と習慣は身についているため、時間をかければまた同じように資産を作り増やすことが可能でしょう。
まとめ
資産1000万円に至るまでの過程と1000万円という金額の持つ価値は非常に大きいと感じています。資産形成初期や投資初心者、老後資金の形成やFIREを目指す人はこの1000万円を目標の一つに設定することを個人的におすすめします。
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