みなさん、こんにちは。社畜のとんかばです。今日は投資と投機の違いについて、僕の考え方を紹介します。
投資とは何か
投資とは一体何を意味するのでしょうか?
具体的には
- 成長を見込んで資本を投じる
- 中長期的な保有
- 企業の利益成長や長期的な配当金・分配金を受け取る
- 資産の本質的な価値に着目する
などが挙げられますね。
投資対象は
- 株式(長期保有)
- REIT
- 債券
投資手法は
- 広く分散されたインデックス投資
- 広く分散された高配当投資
- 優良な個別株投資
投資対象は株式、投資手法は市場全体を保有可能なインデックス投資が基本です。
一般的に投資は低コストで可能です。
メリットとして複利の力を得やすい側面を持ちます。
また、上記の投資対象と投資手法は基本的にプラスサムゲームになることが多いです。
すなわち、市場の参加者全員が恩恵を受けることが可能です。
長期的に利益を得たい場合や資産を増やしたい場合は投資が適しています。
投機とは何か
投機とは一体何を意味するのでしょうか?
具体的には
- 短期的に売買を繰り返す
- 不確実性が高い状況で大きな利益を上げる
- 短期的な価格変動で利益を上げる
- 価値ではなく価格変動に着目する
などが挙げられますね。
投資対象は
- FX
- 株式(短期売買、レバレッジ、信用取引)
- 暗号資産
投資手法は
- 為替取引
- 逆張りや財務不良な銘柄の個別株売買
- 特定の分野や企業の株式売買
- 特定の商品の売買(暗号資産など)
短期的に大きな利益を得たい場合に適しています。
基本的にゼロサムゲーム、コストが高い、取引回数が多い、本質的な価値が変わらない、資産が漸減する可能性が高いなどの特徴を持つことが多いです。
そのため、参加者すべてが恩恵を受けることは不可能な場合が多いです。
投資対象や投資手法が煩雑・複雑で理解しづらいことも多々あります。
投資と投機の違いとは
ここまでを踏まえると、特徴的な違いとして
- 中長期的か短期的か
- 利益成長・配当金・分配金か値上がり益・価格変動か
- 財務が優良か不良か
- コストが低いか高いか
- 広く分散されているか狭く特定の分野・企業か
などが挙げられます。
しかし、個人的に僕が考える投資と投機の決定的な違い(投資にあって投機にないもの)は
- ある一定期間の過去と将来のリスク・リターンを数値で算出できること
- 長期的にリターンを獲得し続けることが可能であること
- 市場参加者すべてが利益を得ることが可能であること(プラスサムゲーム)
この3つだと考えています。
資産形成では投資と投機を見極めよう
資産形成をする上で大切なことは、自分がやろうとしている手法や対象が「投資」なのか「投機」なのかを見極めることです。
投資は長期的に利益を得たい場合や資産を増やしたい場合、投機は短期的に大きな利益を得たい場合に適しています。
「長期の投資、短期の投機」と言えます。
そのため、長期的な資産形成では投資のみが適応となります。(老後資金やFIRE後の生活資金など)
投機はあくまで投機であり、資産形成にはなり得ません。
もちろん、投機で短期的に得た大きな利益や資産を、投資に変更して長期的に利益を獲得し続けることは可能です。
例えばレバレッジ商品・信用取引・FX・暗号資産で大きな利益を得てから、市場に広く分散されたインデックスファンドや広く分散された高配当株・連続増配株などに移行するケースですね。
短期的に投機でハイリスク・ハイリターンを狙って大きな利益を上げた後、長期的に投資でリスクとリターンを抑えて確実性を上げるという戦略です。
しかし、これでは確実性・再現性に大きく欠けます。
投機で大きな利益を得ることができるのはごく一部の人間だけだからです。
多くの一般の人々にとっては、新NISAやiDeCoを利用して優良なインデックスファンドで投資をする方が、非常に高い確率で長期的に資産を増やしたり資産収入を得ることが可能でしょう。
特に老後資金やFIRE後の生活資金は失敗できません。広く分散された株式などの投資が基本となります。
まとめ
本日は投資と投機の違いについて、それぞれの特徴を含めて紹介しました。基本的には長期的な資産形成のために投資を、短期的な遊びや趣味として投機を利用するといいですね。
コメント