みなさん、こんにちは。社畜のとんかばです。本日はFIREの種類について紹介します。
FIREとは何か?
FIREとは英語で「Financial Independence Retire Early」の略です。
日本語訳で「経済的自立と早期退職」を意味します。
この言葉は主に「経済的自立という状況」と「早期退職という選択」に分かれます。
経済的自立とは「不労所得>生活費」の状況です。
不労所得とは主に「株式などの金融資産の利益による資産収入」などを表します。
すなわち、経済的自立とは「株式などの金融資産による資産収入によって生活費を賄える状況」と言えます。
この状態では必ずしも労働による収入を必要としません。
資産収入により最低限の生活が確保されている状態、働かなくても良い権利を獲得できる状態と言えます。
FIREの種類
FIREは主に以下の5つの種類に分かれます。
それぞれのFIREの意味は以下のようになります。
- コースト(Coast)FIRE
Coast:楽に進む
退職後の資金は確保されており、退職のための貯蓄をこれ以上続けなくて良い状態
収入:労働収入 - リーン(Lean)FIRE
Lean:無駄がない
資産収入のみで生活費が賄える状態、生活資金に余裕はない
収入:資産収入 - バリスタ(Barista)FIRE
Barista:アルバイト・パート・時短勤務・勤務回数を減らした従業員
資産収入と時短勤務や勤務回数を減らした労働の本業収入で生活費を賄える状態
収入:資産収入+本業収入 - サイド(Side)FIRE
Side:副業(自分の事業)
資産収入と副業による労働収入で生活費を賄える状態
収入:資産収入+副業収入 - ファット(Fat)FIRE
Fat:太った
資産収入のみで生活費を賄える状態
収入:資産収入
FIREの種類別の特徴
FIREの種類別の特徴を以下の表にまとめました。
FIREの種類 | 資産収入 | 労働収入 | 生活費 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
コーストFIRE | なし | 大 | 小〜大 | 低 |
リーンFIRE | 小 | なし | 小 | 中 |
バリスタFIRE | 小〜中 | 小〜中 | 中 | 中 |
サイドFIRE | 小〜中 | 小〜大 | 中〜大 | 中〜高 |
ファットFIRE | 大 | なし | 中〜大 | 高 |
上から資産収入が多くて難易度が高い順に並んでいます。
最も難易度が低いのはコーストFIREです。必要な金融資産と資産収入が少なくて済むからです。しかし、資産収入が無いため労働収入が不可欠です。労働が必要となるためFIREと言って良いか分かりませんが、老後資金やリタイア資金などの将来必要な金融資産はすでに準備できている状態であり、資産を増やすために資産形成に入金する必要が無いため、労働のペースや負担の少ない仕事に変更することが可能です。
リーンFIREは資産収入が少なくて済むことが最大のメリットです。そのため、必要な資産収入を比較的短い期間で用意することが可能です。また、労働収入は必要ないため、仕事をしない生活を送ることが可能です。一方で、大きな倹約が必要となるため、生活費が少なくゆとりある生活にはならない可能性が高いです。独身向けのFIREであり、家庭持ちには厳しいかもしれません。
バリスタFIREは最も資産収入・労働収入・生活費・難易度のバランスが取れていて多くの人におすすめできると言えます。今まで継続してきた本業の能力・経験・実績を引き続き利用することが可能です。パートやアルバイトなどの時短勤務やフレキシブルな労働が可能になりますし、雇用機会が多いため就職先の選択肢が多く、会社から給与を受け取るため収入の安定・安全性が高いです。家庭持ちの人におすすめできます。
サイドFIREは僕が目指しているFIREであり、最も自由度が高いFIREです。仕事の内容・場所・頻度・時間・人間関係を自由に選ぶことができます。また、副業は自分で稼いだお金がそのまま収入として獲得できるため、最も収入を最大化することが可能です。一方で、お金を稼ぐことができなければ収入はありませんし、自分の事業のため責任はすべて自分のもとにきます。
ファットFIREは最も難易度が高いFIREです。理由は必要な金融資産と資産収入が最も多いからです。労働は不必要であり、資産収入が多いためゆとりある生活を確保することが可能です。最も悠々自適で自由な生活が可能なFIREです。一方で、大きな入金力、長い投資期間、高いリターンのいずれかもしくは複数が必要になります。デメリットとして仕事による社会資本・人的資本の低下、人間関係の希薄化、自己実現欲求の低下などが危惧されます。
現在の目標はサイドFIRE
僕の現在の金融資産は約2600万円です。
そのうち、米国株式をメインとしたインデックスファンドの国内投資信託が約2500万円、現金が約100万円です。
年利6%で運用できれば、20年後は資産8000万円、40年後は資産2億5000万円に到達する見込みです。すでにコーストFIREが可能です。
また、資産2500万円にインデックス投資の4%ルールを適応すると、年利4%計算で資産収入は毎月8.6万円(年間100万円)が獲得可能です。
僕は現在独身一人暮らしであり、毎月必要な最低限の生活費は約9万円です。しかし、計算上は実家に帰れば毎月5万円以内で最低限の生活が可能であるため、資産収入だけで生活費を賄える見込みです。リーンFIREも可能です。
資産収入で最低限の生活費を賄える状況であり、かつ本業を継続しているため、転職や労働形態の変更により時短勤務を選択すればバリスタFIREを選ぶこともできます。バリスタFIREも可能です。
まとめると、現在の僕の状況はいつでもコーストFIRE・リーンFIRE・バリスタFIREが選択可能であり、これらのFIREはすでに到達済みと言えます。
現在の目標はサイドFIREです。
副業収入をいつ・どれくらい獲得できるのかがキーポイントになりますね。
まとめ
本日はFIREの種類について、各特徴を踏まえて紹介しました。個人的には、早期退職をするか否かは別として、経済的自立はすべての人が到達した方が良い状況だと考えています。このブログをきっかけに、FIREを目指す仲間が一人でも多く増えてくれると嬉しいです。
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