優良な投資信託の特徴とメリット

投資信託

みなさん、こんにちは。社畜のとんかばです。本日は優良な投資信託の特徴とメリットについて説明したいと思います。インデックス投資を行う場合、投資商品は主にETFと投資信託に分かれます。個人的には国内の投資信託に投資をすることが第一選択になると考えていますので、その理由も含めて、みなさんの今後の投資の参考になれば嬉しいです。

低コスト

まず最も重要なことは、運用コストである信託報酬が低いことです。

個人的には「0.5%以下が最低条件」、「0.2%以下が優良な投資信託」と位置付けています。

ここ数年で、米国株式・先進国株式・全世界株式に連動したインデックスファンドの投資信託をはじめとして、信託報酬0.2%以下の商品が複数設定されてきましたね。債券・REITの投資信託についても同様です。

しかしながら、低コストではない投資信託の数の方が圧倒的に多いのが現状ですので、購入する投資商品の選別には注意が必要です。

また、信託報酬以外の隠れコストを含めた「実質コスト」を確認することも必要でしょう。

「後で調べてみたら運用会社が公表しているコストよりも実際のコストが上振れして高くなってしまっていた」という可能性はどの投資信託にも存在します。

その点については、多くのブロガーさんやYouTuberの方々が検証して情報を公開してくれているので、参考にすると良いですね。実際、僕はブログをメインに調べて確認しています。

いずれにしても、手軽に低コストの投資信託を選択できる現在の投資環境は非常に恵まれていますね。

インデックスファンド

個人的には、アクティブファンドで上記のような低コストな国内の投資信託は見たことがありません(ただし、海外のETFを除いて。海外ETFで低コストのアクティブファンドの有無については僕の知識不足のため明確に述べることが出来ません。誠に申し訳ございません。) 

そのため、国内の投資信託はインデックスファンドが第一選択肢で最も無難だと思います。

また、インデックスファンドの投資信託は手軽に市場全体に分散投資をすることが可能ですね。

しかも投資信託の場合は連動する指数に対する分散投資などの運用を全て任せることができます。

通常、自ら複数銘柄を管理するためには時間と労力と費用が必要です。特に数百銘柄以上の広く分散された指数に個人投資家が自力で投資して管理することはほぼ不可能ですね。

国内だけでなく国外の銘柄も含めたらまず無理です。単純な手間だけでなく、そもそも購入できない国や企業の銘柄を含むこともあります。購入する手段や環境が手に入らないケースですね。

代わりに投資信託の運用者がすべて購入・管理してくれるのは非常に大きなメリットです。

一方で、インデックスファンドの場合は、投資対象の指数に誤差なく(あるいは限りなく小さい誤差で)運用できているかが非常に重要な点になります。これを「トラッキングエラー」と言います。指数の動きと実際の運用のリターンが大きくマイナスに乖離していてはいけません。連動する指数よりも実際のリターンが低くなってしまうからです。

ノーロード(購入手数料が無料)

ノーロードとは投資信託の購入時の取引手数料が無料の投資商品のことを意味します。

旧つみたてNISAの対象の投資商品はノーロードが基本でした。

これは金融庁が国民の長期的な資産形成を促すための制度として設けたことを考慮すれば当然のことだと思いますし、素晴らしい配慮と準備をしてくれたのだなと個人的には金融庁に感謝の念を抱いています。

新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠もノーロードの国内投資信託が投資対象の第一選択肢になることは疑いようがありませんね。

上記のような低コストなインデックスファンドでノーロードの国内投資信託を選択しておけば、大きな間違いはしないと僕は断言できます。

ETFの場合は売買手数料がかかったり、海外のETFではさらに為替手数料がかかります。リターンに直接影響するため、これらの手数料による取引コストは最低限に抑えるのが基本戦略ですね。

100円単位で少額から投資が可能

現在の多くの投資信託は100円単位の少額から投資が可能になりましたが、金融機関によっては最低購入金額が1000円、あるいは1万円以上になるケースもあります。

しかし、100円単位の少額から購入できるほうが投資初心者や投資資金の少ない投資家にとっては、少しでも投資が始めやすいですね。投資の壁が低くなります

また、少額かつ取引したい金額通りに売買が成立してくれます。個別銘柄やETFの場合は注文した通りの金額で売買できるとは限りませんが、投資信託の場合は取引価格にズレも生じません。指定した金額で注文して売買が成立(約定)します。あとは投資信託の値段(基準価額)に連動するだけです。

意図する金額通りに売買ができるので、資金やポートフォリオの管理がより簡単かつ正確に可能となりますね。

また、売買注文は個別銘柄やETFより余計な手間がかかりません。注文方法を気にする必要もありません。国内投資信託であれば円で決済が可能ですが、投資商品によって外貨建ての資産にすることが可能です。海外の個別銘柄やETFと違って、円からドルなど、外国の通貨に変える為替取引も不要です。

これらはリターンにほとんど影響を及ぼしませんが、精神的にも身体的にも非常に負担が少なく分かりやすいですね。まさに投資初心者に優しい投資商品です。投資の初めの一歩に最適ですね。

分配金抑制による税金の繰り延べを選択可能

優良な投資信託は分配金を抑制できる、分配金なしを選択できる商品ですね。

構造上、ETFと違って投資信託は元本払戻金(特別分配金)と言って元本を取り崩すタコ足配が出来てしまいます。

また、分配金を抑制して投資信託内で再投資してくれた方が、分配金を受け取るたびに税金がかからないので、資産形成上は効率的に有利です(分配金抑制による税金の繰り延べ効果)。

そのため、基本的に分配金ありの投資信託は選択しない方が無難ですね。個人的には分配金を受け取りたい場合はETFを選択する方がおすすめです。

iDeCoや新NISAなど非課税制度と相性が良い

上記を踏まえると、iDeCoや新NISAなどの非課税制度と優良な投資信託は非常に相性が良いです。


非課税口座の場合は、分配金を抑制して投資信託内で再投資しながら運用することで効率良く資産を最大化し、最終的に非課税で売却して利益を得ることができるからですね。

さらに低コストなインデックスファンドを長期的に運用することで、コストによるリターンの押し下げ、投資商品の乗り換えや投資タイミングを見計らった不要な売買を避けることが可能です。

特に新NISAでは投資上限額が簿記ベースの管理となるため、仮に一度売却してすべて利益を吐き出してしまうと、再度購入できるのは年間360万円、生涯1800万円が上限になってしまいます。

そのため、長期的な資産形成において「非課税のメリットを最大限に活用して効率的に資産を増やすこと」「一度購入した商品は出来るだけ長く運用し続けること」が最も基本的な戦略となります。

つまり「買ったら余計なことはせずじっとしておく」ことが重要です。長期保有ですね。

結果的に、この長期保有に適した商品こそが長期的な資産形成に必要な武器であり、低コストのインデックスファンドでノーロードの国内投資信託となります。

実際、iDeCoと新NISAのつみたて投資枠の対象商品は基本的に低コストなインデックスファンドの投資信託が揃えられていますね。

具体的にはEmaxis slimシリーズ、楽天インデックスシリーズ、SBI・V・シリーズなどがその代表です。

iDeCoに関しては各証券会社によって取り扱っている商品のラインナップが変わるため、あらかじめ確認してから証券会社と投資商品を決める方が良いです。

もちろん後から移管手続きも可能ですが、手続きが煩雑なのでおすすめしません。

いずれにしても、非課税口座を利用した長期的な資産形成は大きな失敗や間違いをして投資から退場をしないこと、不要な売買を繰り返さないことが重要ですね。

まとめ

本日は優良な投資信託の特徴とメリットについて説明しました。優良な投資信託はiDeCoや新NISAと非常に相性が良く、長期的な資産形成において最も優れた武器の一つですね。投資初心者やこれから投資を始める人が、自身の老後資金や経済的な自由を確保する手段として第一選択の投資商品となります。

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